顔のたるみ・ほうれい線のコラム

顔のたるみ・ほうれい線のコラム

レーザーでほうれい線が改善されるメカニズム

美容外科で顔のたるみやほうれい線の治療として人気の高い「レーザー治療」。レーザー治療には様々な種類があり、その中でも高い効果が期待できることから多くの美容外科で取り扱われているのが、「サーマクール」「アルテミスシェイプ」「タイタン」「マエストラRF」です。

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レーザー治療に強い関心を持っている人であれば、一度は耳にしたことがあるものばかりのはず。とはいえ、この4つのレーザー治療が顔のたるみやほうれい線にどのように作用し、どのような効果が期待できるかを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

人気の4つのレーザー治療、それぞれのメカニズムと効果の特徴は?

美容外科で効果的なレーザー治療を受けるためには、治療の知名度だけにとらわれず、それぞれの作用の仕組みや効果を理解して自分の症状に合った治療を選ぶことが大切です。サーマクール、アルテミスシェイプ、タイタン、マエストラRF、これから美容外科で顔のたるみやほうれい線を改善するためのレーザー治療を受けようと検討中の人は、各治療がどのような仕組みで肌に作用するのか、各治療でどのような効果を期待できるのかを知っておくべきといえます。自分の肌に合ったレーザー治療を受けるためにも、以下で各レーザー治療の特徴をみていきましょう。

サーマクール

サーマクール

サーマクールは米国で開発され、今では80カ国以上の国で使用されているレーザー治療です。サーマクールは高周波を照射することで赤外線ではアプローチできない肌の真皮層や脂肪層に熱を送って顔を引き締め、たるみやほうれい線を改善します。サーマクールの特徴は、二段階で肌の引き締め効果が期待できるところにあります。サーマクールを照射すると、まず皮膚層のコラーゲンや脂肪層の脂肪が高周波の熱のダメージを受けて変性して収縮。これにより、サーマクール照射直後から肌の引き締め効果を実感することができます。次に、サーマクールでは肌本来の創傷治癒能力によっての引き締め効果も期待できます。人間の身体には、自ら傷を治そうという自然治癒能力が備わっており、熱によってダメージを受けた皮膚が元の健康な状態に戻ろうとコラーゲンの生成を活発にします。このコラーゲンの生成はサーマクールのレーザーを照射してから4週間から3ヶ月(個人差あり)にわたって続くといわれおり、どんどん肌にハリがあらわれるようになります。結果として、顔のたるみやほうれい線の改善に効果をもたらすというわけです。なお、サーマクールのレーザーには脂肪層を萎縮させる作用もあるため、脂肪によるたるみにも効果的です。

アルテミスシェイプ

アルテミスシェイプ

アルテミスシェイプはスペインで開発された高周波機器です。小顔になりたいという人、肌を引き締めたいという人におすすめの治療法といえます。アルテミスシェイプにはモノポーラとバイポーラという2種類の高周波が備わっているのが特徴で、モノポーラでは脂肪層を、バイポーラでは皮膚深部を引き締めます。脂肪層と皮膚深部の2つにアプローチできるため、ほうれい線はもちろん、マリオネットライン・ゴルゴジワといった脂肪が原因の顔たるみ、額・口元・頬といった筋肉の衰えによる顔のたるみの両方を改善することが可能です。また、ムービング式に照射することが可能であるため、マッサージ効果を得られるのもメリット。リンパの流れも改善されることで、むくみのないすっきり小顔を手に入れることもできます。

タイタン

タイタン

タイタンは赤外線照射によって皮膚深部に熱を送り、真皮層の水分を加熱してコラーゲンの萎縮を図ることで、内側から肌を引き締めます。
同時に、真皮層の繊維芽細胞を刺激することもでき、肌のハリに欠かせないコラーゲンやエラスチンの再生や増殖を促進して、肌に水分やハリを与えます。しかし、タイタンは脂肪層にアプローチしないため、脂肪が原因の顔のたるみやほうれい線への効果はいまいち期待できないとされています。
加齢による筋肉の衰えなどで顔にたるみやほうれい線ができてしまったという人には有効かもしれません。

マエストラRF

マエストラRF

マエストラRFは、まだ取り扱っている美容外科は少ないものの、既に高い注目を浴びているレーザー治療です。特徴は、ほうれい線・マリオネットラインなどの脂肪のたるみ、口元・前額・目元などの皮膚たるみはもちろん、これまでのレーザー治療では改善が難しいとされていた“むくみ”によるたるみにも効果があるというということ。3つの照射方式で皮脂深部から脂肪層深部、皮膚表面、皮膚深部から脂肪中間層に熱を送り、あらゆるたるみの原因にアプローチします。激的な小顔・引き締め効果が期待できることから、話題沸騰中です。

同じレーザー治療でも、種類によって作用メカニズムや期待できる効果には大きな違いがある

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いかがでしたでしょうか。一口に美容外科で取り扱われているレーザー治療といっても、レーザーの種類やレーザー熱の加わる場所、肌を引き締めるメカニズムが違っていたりするんです。たるみには、筋肉の衰えなどによる皮膚のたるみ、脂肪の蓄積による脂肪のたるみ、リンパの滞りなどによるむくみのたるみの3種類があります。レーザー治療で効果的に顔のたるみやほうれい線を改善するためには、まず自分のたるみやほうれい線の原因をしっかり突き止め、それに合ったレーザー治療を選択することが大切というわけです。こういった点を踏まえ、現在レーザー治療を検討されている人は治療の知名度だけで治療方法を決定せず、まずは美容外科の医師に自分の肌の症状を相談してみましょう。あなたの肌に合ったレーザー治療を提案してもらえるはずです。

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