顔のたるみ・ほうれい線のコラム

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ヒアルロン酸には種類がある!顔のシワやほうれい線に効くものとは?

美容治療に欠かせないヒアルロン酸。顔のシワやほうれい線、バストアップやリップ形成など、あらゆる治療に用いられます。
そんなヒアルロン酸は、一種類だけではありません。治療内容によってさまざまな種類があるのです。
今回は、中でも顔のシワやほうれい線に効くヒアルロン酸の種類についてご紹介します。

こんなにもたくさん!ヒアルロン酸注射の種類

美容効果の高いヒアルロン酸は、美容治療だけでなくサプリメントや化粧品などにもよく用いられます。
ただ、サプリメントは体内保有量が増えるわけではなく、化粧品も一時的な効果しか得られません。
しかし、注射などによってヒアルロン酸を体内に注入すれば、個人差はあるものの長期的に効果を持続させられるのです。
そのため、美容治療などでよく用いられます。

 

そんなヒアルロン酸は製造会社によって種類が異なり、硬いものから柔らかいものまでさまざまな種類があります。
それは注入する部位やシワの深さで使い分けられるのはもちろん、肌質や年齢などでも使い分けられます。
一般的に美容治療でよく用いられるヒアルロン酸の種類は、以下の通りです。

 

・ジュビダームボリューマXC

こちらのシリーズは、安全性が高く高品質なヒアルロン酸です。その安全性の高さは、厚生労働省の認可を受けているほど。
程よい硬さで凝集性があり、崩れにくく持続性が高いのが魅力です。
ボリュームアップやシワ隠し、たるみの改善に適しています。

 

・リバネッセ

こちらのシリーズは、濃度の高さと硬めのテクスチャーが特徴のヒアルロン酸です。
分子構造も特徴的で、従来のヒアルロン酸に比べ約2倍の持続性があります。
やや硬めのタイプは深いシワの改善に適しており、より硬めのタイプはシワの改善はもちろん、鼻形成やリップ形成にも役立ちます。
いずれも麻酔入りのため、痛みに弱い方でも安心です。

 

・リデンシティー

こちらのシリーズは、美容成分が豊富に含まれたヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸はもちろん、2種類のミネラル成分や3種類の抗酸化成分、8種類のアミノ酸やビタミン類などが配合されています。
非常に柔らかいタイプのヒアルロン酸で小ジワや目の下のクマ、くすみの改善に役立つのはもちろん、コラーゲンの生成も活性化されることから美肌効果も期待できます。

 

・ニューラミス

こちらのシリーズは、非動物性由来の安全性の高いヒアルロン酸です。
なめらかに伸びて持続性があり、ライトタイプとディープタイプに分けられます。
ライトタイプは、浅いシワや涙袋の形成などに適しています。
ディープタイプは、深いシワや頬のボリュームアップなどに適しています。

いずれも麻酔入りで、痛みに敏感な方におすすめです。

 

・テオシアル

こちらのシリーズは、非動物性由来で安全性が高く、高品質なヒアルロン酸です。
持続性が高いのも魅力で、赤みや腫れの原因となるたんぱく質の量が極めて少ないのも特徴です。
なめらかなタイプとやや硬めのタイプがあり、なめらかなタイプは目の下のクマや唇のボリュームアップなどに適しています。
やや硬めのタイプは、ほうれい線など深いシワの改善に役立ちます。

いずれも麻酔入りで、痛みに弱い方におすすめです。

 

・RHA

こちらのシリーズは弾力性のある硬めのヒアルロン酸で、ほうれい線など深いシワの改善に適しています。
ジェル状タイプでしなやかに伸び、しこりになるリスクが低いのも特徴です。
麻酔入りのため、痛みの弱い方におすすめです。

 

・クレヴィエル

こちらのシリーズは、濃度や密度が非常に高く、弾力性や粘性に優れたヒアルロン酸です。
硬くしなやかなのが特徴で、吸収スピードが遅く持続性もあるため、アゴや鼻の形成に役立ちます。

 

どう選ぶ?ヒアルロン酸注射の選び方

ヒアルロン酸注入で悩みを改善し、希望通りに仕上げるなら、その悩みに応じたヒアルロン酸の種類を選ぶ必要があります。
適したものを選ばなくては、リスクが生じるケースもあるのです。
美容治療で失敗しないためにも、より美しくなるためにも、自分に適したヒアルロン酸を選びましょう。

ヒアルロン酸を選ぶポイントは、主に4つ。その選び方は、以下の通りです。

 

・持続性を取るか、保湿力を取るか

ヒアルロン酸注入には、主にジェル状タイプと液状タイプの2種類があります。
ジェル状タイプは、体内に入るとゆっくりと溶けて吸収されるため、長期的に効果を持続させられます。
一方、液状タイプはすぐに溶けて吸収されることからジェル状タイプより持続性は劣るものの、保湿性に優れているのが特徴です。

 

・注入したい部位に適した硬さを

ヒアルロン酸の硬さは、注入する部位によって使い分けられます。
たとえば、額や目尻の小ジワなどデリケートな箇所には、柔らかいタイプのヒアルロン酸が適しています。
一方、ほうれい線や眉間の深いシワ、リップ形成や鼻を高くするなどのプチ整形には、硬いヒアルロン酸が適しています。
注入したい部位に適した硬さを選ぶようにしましょう。

 

・成分へのこだわり

ヒアルロン酸は、種類によって成分も異なります。
リスクの低さを優先したいなら非動物性由来の安全性の高いもの、より優れた美容効果を得たい場合は美容液成分の配合されているものがおすすめです。
安全性、美容効果、持続性など、希望する条件に合わせて成分を選ぶようにしましょう。

 

・麻酔の有無

ヒアルロン酸注入の価格は、種類によって異なります。
含まれている成分によって価格が変わるのはもちろん、麻酔の有無も大きく影響しています。
注射の痛みを和らげられる麻酔入りのタイプは、近年主流になりつつありますが、比較的リーズナブルに受けられるのは麻酔なしのタイプです。
ただし、痛みに弱い方は麻酔入りのタイプを選ぶのがおすすめです。

 

失敗しないために!リスクをしっかり把握してからの施術を

ヒアルロン酸は体内で生成される成分であるためリスクが少なく、アレルギー反応が起きにくいといわれています。

ただし、人によってはアレルギー反応を起こしてしまうケースもあり、心配な方はリスクを防ぐためにもアレルギーテストを受けてからの施術がおすすめです。

また、ヒアルロン酸注射は、製剤が皮下組織化を引き起こすリスクもあります。
その場合、しこりができる可能性もあるため注意が必要です。

他にも、ヒアルロン酸は吸収率が高いことから半永久的な効果は得られず、定期的な使用が必要です。
ヒアルロン酸注射の施術は、これらのリスクをしっかりと踏まえた上で受けるようにしましょう。

 

さまざまな種類のあるヒアルロン酸注入ですが、仕上がりの美しさは、種類だけでなく注入する技術力によって変わります。
注入に用いるヒアルロン酸の量や施術時間、用いる針の太さなどはクリニックやドクターによって異なり、その技術力によって大きく左右されるのです。

そのため、カウンセリングでは希望する仕上がりに対するドクターの提案力や技術力、施術時間や用いる針の太さなどをしっかりと確認してから施術を受けるようにしましょう。

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