目のクマのコラム

目のクマのコラム

目の回りのマッサージって効きますか?

いつの間にかできている目のクマ。痛みなどがあるわけでもありませんが、見た目によくないので女性にとっては特に解消したい問題です。そんな目のクマの解消法にはいくつか種類がありますが、そのひとつとして目元のマッサージをすすめられることがあります。マッサージが効果的だという話は確かに耳にすることもありますが、果たして目元のマッサージは本当に目のクマに効くのでしょうか? ここでは、目のクマとマッサージについてご紹介します。

目のクマの種類と発生する原因

目のクマにマッサージが有効かどうかを考えるには、まずクマができる原因について知っておくべきです。目のクマは大きく分けて3種類あり、それぞれ青クマ、茶クマ、黒クマなどと呼ばれています。これらのクマは発生する原因が異なるため、ケアをする場合もそれぞれに合った方法を行わなければなりません。青クマは血行不良が原因で発生する種類のクマで、睡眠不足や疲労、ストレスなどによって引き起こされます。この場合、滞っている血流をよくすることで改善されます。茶クマは色素沈着が原因で発生する種類のクマで、紫外線によるダメージや目のこすりぎ、化粧品かぶれなどによって引き起こされます。この場合、美白成分が配合された化粧品などでケアできます。黒クマは皮膚のたるみなどが原因で発生する種類のクマで、生まれつき目の下の脂肪が少なかったり、加齢によって筋肉が衰えたりすると引き起こされます。この場合、ヒアルロン酸注入などの施術を受けることで改善できます。

マッサージは本当に効果的?

前述のように、目のクマはその種類によって発生原因から対処法まで大きく異なります。そのため、自分がどの種類のクマなのかによっても、マッサージが効果的かどうかは変わってくるのです。茶クマは色素沈着が原因であるため、マッサージしても大きな効果は得られません。マッサージをしたところで、沈着した色素が落とせるわけではないからです。青クマは血行不良が原因であるため、マッサージは効果的に思えます。黒クマも皮膚のたるみや筋肉の衰えが原因なので、マッサージをすることで改善できそうです。ではこの2種類の目のクマに対してマッサージを行うべきかというと、実はそういうわけでもありません。マッサージは場合によってはクマを悪化させてしまうことがあるので、自己流で行うのはあまり効果的な方法とはいえないのです。

マッサージでクマが悪化?

目の下の皮膚は非常に薄く、とても繊細な部分です。クマが目の下に発生するのも、目の下の皮膚が薄く刺激に敏感であることが関係しています。そんな目の下の皮膚を自己流でマッサージすると、力任せに押したり引っ張ったりといったことが多くなり、コラーゲンを痛める原因になります。その結果、シワやシミを作る原因となって余計に悪化させてしまうのです。また、茶クマの原因である色素沈着は紫外線のダメージだけでなく、目をこすることでも発生します。マッサージの過程で強く目をこすってしまうと、それ自体がクマの原因となってしまうのです。このように、自己流のマッサージはクマを悪化させる原因となってしまいます。マッサージをするのは、クリニックでマッサージが効果的かどうか確認し、正しい方法を教わってからにしましょう。

顔のストレッチやツボ押しでクマを改善!

目の回りを直接マッサージするのは、前述したようにクマを悪化させる原因にもなってしまいます。正しい方法を知っているならば問題ありませんが、自己流のマッサージは危険です。そこでおすすめしたいのが、目のストレッチとツボ押しです。目のストレッチを行うと目の回りの筋肉が鍛えられ、クマの発生原因のひとつである皮膚のたるみを解消することができます。最も簡単なのは、目をぎゅっと閉じて5秒間キープしたあとに開くというもの。これだけでも、目の回りの筋肉を鍛えることができます。ツボ押しでは、目の疲れや血行不良を改善することができます。晴明や承泣など効果的なツボは目の回りにいくつかあるので、力いっぱいではなく軽く押さえるようにしましょう。たったこれだけのことでも、日頃から行うことでクマの改善に効果的です。

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