若い人もなる? まぶたのたるみの原因とは?
まぶたのたるみは目を小さく見せたり、疲れているようにも見せたりして、「暗そうなイメージ」を持たれる原因にもなります。また、「視野が狭くなる」といった機能面の不都合が生じることもあるでしょう。
そんな、まぶたが垂れ下がってしまう原因には、さまざまなことが考えられます。なかでも代表的な原因としては、やはり「加齢」があげられます。人の身体は、年齢を重ねるにつれて筋力も衰えてしまいます。筋力の衰えは身体だけでなく、顔の筋肉にも生じます。顔の筋力が衰えると、皮膚を支える力もなくなってしまい、まぶたにもたるみが生じるようになってしまうのです。
しかし、まぶたのたるみの原因は、「加齢」だけではありません。現代では、20代~30代の若年層にもまぶたのたるみに悩む方がいます。若年層に多く見られるまぶたのたるみの主な原因は、「外的刺激」が考えられます。たとえば、「コンタクト」や「つけまつ毛」も外的刺激です。コンタクトやつけまつ毛を、つけたり取り外したりする際、まぶたには多くの負担がかかっています。この「負担」がまぶたのたるみの原因になります。また、「花粉」も外的刺激です。花粉症に悩む方のなかには、目が痒くてまぶたをこすってしまう方も少なくありません。まぶたをゴシゴシこすることも、まぶたをたるませる負担になります。
これらのような、まぶたに刺激を与えてしまう行為を続けていると、年齢に関係なく目がたるんでしまうことになります。
まぶたのたるみの予防方法
加齢によるまぶたのたるみを予防するには、目の周りの眼輪筋を鍛えるエクササイズが効果的です。しかし、外的刺激によるまぶたのたるみは、エクササイズでは予防することができません。なるべくまぶたに刺激を与えないことが大切です。
基本的なこととして、日常生活では、できるだけ目をこすらないように注意しましょう。目の痒みや眠気を感じた際に目をこすってしまう癖のある人は、特に意識をして注意をしましょう。強い痒みを感じる場合は、目薬に頼ってみてもいいかもしれませんね。市販の目薬も悪くはありませんが、花粉症などのアレルギー症状による痒みの場合は、病院で処方されたものを使用するようにしましょう。
また、濃いめのアイメイクをする方は、「メイクオフ日」「ノーアイラインDAY」などの、まぶたを休ませてあげる日をつくってあげてもよいかもしれません。さらに、メイクを落とす際は、目の周りを強くこすりすぎないように注意をしましょう。ウォータープルーフタイプの化粧品を使っている女性は、メイクオフのときに目の周りを強くこすってしまいがちです。力を加えなくても簡単に、優しくメイクを落とすことのできる「アイメイク専用のメイク落とし」を使って、まぶたをいたわってあげましょう。アイメイクを落としたら、すぐに保湿をすることを忘れずに。この保湿を怠ると、まぶたが乾いて、たるみの原因になってしまいます。
コンタクトを使用する人は、そのつけ外しの際にまぶたを強く引っ張るようなことはせず、できるだけ優しくコンタクトのつけ外しを行うように心がけましょう。メイクのオフ日をつくるように、コンタクトレンズをつけない「メガネの日」を設けることもおすすめです。
まぶたのたるみの原因は「加齢」だけではないことを知って、適切な対策をしましょう。